2010-12-04

7通目:矢継ぎ早のリリー


後になって、
ああこれをもっと早く読んでいれば!バカバカ自分のバカ!
と思う作品てありますよね…。
それだけ面白い作品に出会える事は幸せな事ではありますが。


今日はD.キッサンの短編集「矢継ぎ早のリリー」を買ってみました。

面白い!ストーリーがバラエティに富んでいて絵も好み。

そして調べてみるとこの方は「共鳴せよ!私立轟高校図書委員会」というギャグも描いているんですね。なんだそのタイトルは。
ものすごく興味をそそられたので他の人の書いている感想をチラ見すると、これはヤバい、読まなくてはと思わせるに足る内容でした。


そしてそして、今日の「自分のバカ!アホ!」な作品は
豊田徹也の「アンダーカレント」ですね。

もう何なのこの完成度。
出来上がりっぷりがすごい。
この前、短編集「珈琲時間」を読んで大変良かったので、ずっと気になっていた本作を購入したのですが…。
打ちのめされるっていうか、もうね。
大人も楽しめるとかじゃなく大人のマンガですよね。
「人にはそれぞれ事情がある」っていう真島昌利氏のアルバムタイトルがあって、その言葉がなんだかすごく好きなんですが、その言葉をマンガにしたらこんな感じだろうという。
ああ、もっと早く読んどけば。

あ、でも「珈琲時間」を先に読んだので
山崎さん大活躍しとるがな!とか思えてむしろ良かったのかもしれない笑。







2010-11-25

6通目:ローマを見ずには

ローマは一日にして成らず

すべての道はローマに通じる

古代の帝国ローマにまつわることわざはたくさんありますね。

塩野七海さんの「ローマ人の物語」の文庫版を手にとったのは何年前だったでしょうか。
ローマ帝国史がこんなに面白いとは…と夢中になって読み始め、気づけばローマ帝国関連の本なら何でも読んでみたいと思うくらいローマ史に魅了されてしまいました。

塩野さんのこの歴史小説(本人いわく歴史評伝。)は非常に事細かにローマ人の生活や文化が伺い知る事ができて、なおかつ文章も読みやすく、そのうえドラマチックな歴史上の出来事や人物がまるで映画でも見ているかのように鮮やかに描き出されているのです。

現在、文庫版では40巻まで刊行されており、
先日39〜40巻までの章を読み終えたところです。
サブタイトルは「キリストの勝利」。

時代は帝国後期にあたる四世紀で、いかにして多神教世界であったローマが一神教であるキリスト教を国教とするに至ったかがテーマになっています。
塩野さん自身が別の著作で一神教であるキリスト教は嫌い、と書いてらっしゃいましたが私自身は特に好きでも嫌いでもありません。
ただ、徐々に教会が権力を持ち始め、聖職者の権威が高まって行くにつれ
キリスト教徒でなければ人並みの権利を享受できないといった風潮になって行くさまは、読んでいてじわじわと嫌な気分になります。

後世に生きる私たちは、その後のヨーロッパが「暗黒の」といわれる中世に時代が移って行く事を知っています。
現在起きている出来事を歴史上の出来事に置き換えるのは楽しいですが、地理も時代も違えば物事が同じように進むなんてことは無いでしょう。
それでも、歴史から「学ぶ」ことはできると思いたいものですね。
今、自分が生きているこの時代が「暗黒の」時代にならないように。






2010-10-26

5通目:Present for me

今日は石黒正数の短編集「Present for me」を読んでみました。
この漫画家さん「それでも町は廻っている」でブレイクしたらしいですが
そのマンガは知らずに買って、巻末にある紹介で
「え、メイド喫茶?萌えなの!?萌えなのかこの人は?」とちょっとびっくりしたわけですよ。

以前、職場で上司とマンガや本の話をしていて
「おすすめのヤツなんか貸して下さいよー。」と言ったら
「惑星のさみだれ」を貸してくれたんだけど、けっこう早い段階でパンチラが発生し「萌えなの!?萌えなのかこの上司は?」とびっくりした事を思い出しました。(いや、いいマンガなんですけど)
そういえばその上司が分厚い文庫本を読んでいたので「何読んでるんですかー。」と深く考えずに聞いたらラノベだったりしたなあ。
そんな彼も昇進し、晴れて他店舗の店長として移動になったわけだけれどもお元気でしょうかね。
さすがに店長になったからには、マンガや萌絵の表紙の文庫をおかし食べながら休憩室でがっつり読んでたりはしない、はず…。

で、「Present for me」に話を戻すと、これがまたイイ!
表題作がやっぱり心に染みる。かなり好きなタイプのお話。
「なげなわマン」はかなりヤバい笑
笑ったけど、なげなわマンはもっと活躍してほしい気もする。
どの短編もちょっとひねりが効いていて一筋縄ではいかない展開に好感を持ちました。
11月にまた短編集が出るし「それでも町は〜」以外にも作品があるようなのでこれからちょこちょこ読んで行こうと思います。







2010-10-19

4通目:音楽の愉しみ

音楽の話が合う人がいないです、基本。
たぶんひとつのジャンルを掘り下げるんでなく、
かなり散漫な聞き方をしてるせいだと思われるのですが。

しかし世界は広いので、自分の好きな音楽・よく聞く音楽を公表しておけば
誰かしら食いついてくるかも。
いつかは「同士よ!」と呼ばれる日がくるかも。

いや別に来なくていい…。
ただどんな音楽が好きかっていうのは結構その人物を表すと思っているので
とりあえずlast.fmのチャートを貼付けました。

ただ、このチャートに表示されている曲をクリックしても曲自体が再生されるわけではなく、last.fmのアーティストページにとんじゃうんですよね。
ミニプレイヤーみたいなのが作れないかな、と思って他のサイトを探してみたところ、好きな曲を選んでプレイリストを作成できるgroovesharkというサイトがありました。

このブログの一番下にあるミニプレイヤーの▶ボタンか曲をクリックすると再生できます。
iPhoneだと表示されなかったので、他のスマートフォンもダメかも。

プレイリストはおいおい充実させていく予定。




2010-10-18

3通目:湖の近くにある書店

玉野にある「451ブックストア」に行ってきました。

予想を上回るお店だった。
閉店時間が近く、じっくり見れなかったけど
本の状態も良いし、店主の方も大変物腰のやわらかい人物でとっても気に入りました!
また行きたいなー。

2010-10-17

2通目:珈琲時間

気になっていたけど読んだ事の無かった豊田徹也の短編集
「珈琲時間」を買ってみた。



…いいじゃないですか!めっちゃ好みじゃないですか。

こんなにいい漫画家だとは今まで知らなかったのが残念。
読んでみないとわからんね。
音楽も聴いてみないとわからんもんねー。




2010-10-16

1通目:ブログはじめました。

本、マンガ、音楽について書く予定。

黒ヤギさんと白ヤギさんの手紙っていつになったら内容がわかるんだろうか。