2011-06-04

14通目:旅(後編)

関西コミティア翌日。
旅先で目覚めたら熱が出てるって初めての経験でした。
さっさと帰って自宅療養するのが大人の選択なんでしょうけど
このまま帰りたくないんじゃーい!!
とだだをこねる子供になることにしました。

風邪薬を飲んでお目当ての本屋さんへ。
1件目は南船場にある「colombo」さん。
外観も内装もかわいいお店でした。
猫関係の本、外国の絵本などを物色して最終的に
「すてきな三にんぐみ」のイギリス版を購入。













表紙の色と三にんぐみの表情が日本のと違うところに惹かれます。


2件目は心斎橋の「スタンダードブックストア」さん。
広い店内に海外のファッション誌やジンがあったり、雑貨が充実していたりと見所満載で長居しても全然飽きない。
私がいつもヒャッホーイとなるのは海外作家コーナーの分類の仕方と品揃え。
この日に購入したロダーリの「猫とともに去りぬ」は当たりでした。
好きな作家がまた増えた。

こちらのお店は地下にカフェがあって、未購入の本も持ち込みOKなので
コーヒーを飲みながらゆっくり選ぶ事もできます。
地元にもあればいいのに…と思うくらいすてきな本屋さん。
ブックカフェ、まじさいこう。
他にも行きたい本屋さんやレコード屋さん、カフェなどがあったんですが
体調と時間を考慮して(そして大人の階段を上って)梅田辺りをウロウロしてお土産買って帰りました。


帰宅後コミティアに出店した友人の作品やFellowsのフリーマガジンを熟読。
読む物がありすぎてうれしい。













友人の今回の作品は、結構長いお話の序編といった内容なので続きが楽しみです!
装丁もきれいなので、よく裏表ひっくり返して眺めてみたり。
活動は今後とも勝手に応援して行きたいので
リンクを貼っておきます。

〈フユメの芽〉


本当に充実した旅だった…。
時間ができたら、また本屋巡りの旅に出たいと思います。
本好きに幸あれ。

2011-06-01

13通目:旅(前編)

先日、大阪に行ってきました。

…先日じゃないな。二週間くらい前だな。
記憶が霧につつまれる前に書かなくては。

何をしに大阪くんだりまで出かけたかというと
友人がなんとマンガを自分で書いてさらに印刷して冊子を作り販売するという
一言にまとめると同人活動をしているのです。
最近はサークルでの活動より個人での活動が多いようで
今回イベントに出店した際も個人誌を販売していました。

出店したイベントは「コミティア関西」。
私は同人イベントに行った事が無かったのでコスプレした人があたりを闊歩しているようなのを想像していた(そして期待していた)のですが、コミティアはオリジナル(自分が創作したもの)のみ出店できるらしく、やや硬派(?)な感じでした。
メイドさんぽい格好の人はちょっといたかな。
せっかくなので出店する人はもっとはっちゃけても良いのでは。


新鮮な驚きにつつまれて「わー」とか「へー」とかバカ丸出しな感嘆符を口に出しつつ
友人に会場を案内してもらいました。

面白いなあ!と思ったのが、見本誌を立ち読み出来るスペース。
各ブースの前で立ち読みする事も出来るけど、描いた当人と思わしき人物の前で
立ち読みだけして去って行くのはチキン(私)にとってハードル高過ぎです。
テーブルの上にバラバラと置かれている見本を読んで、コレ欲しいなと思ったら裏面にある番号を見てお目当てのブースに行けば良いのでお買い物もスムーズです。
いろんな人に読んでもらえるし、良いシステムだなあと感心。

あと、商業誌の編集者の方が原稿を見てくれるブースもあったり。
(さすがにその辺りだけ空気が違っていた…。)



OMMビルの中にある会場は広くてきれいでしたが、何より川が近くて窓からの眺めが大変よかったのが印象的です。

そしてその広い会場にぎっしりと端から端までブースが並んでおり、
所狭しと人が行き交っているのを見て正直驚きましたよ。

この世にはオリジナルのマンガを書いている人がこれだけ(実際はもっと)いる、
それを読みたい人がさらに大勢いる。
むう…。
日本のマンガは非常に高度な技術や洗練された表現方法を確立している、とは思っていましたが、やはり層が厚いんですね。
スポーツや芸事でも歴史があり、層が厚いところでは全体的にレベルが上がるので当然なのですが実際にこれだけの人がやってます!って目の当たりにすると感動しますね。

作品を売っている人も、あれこれ選んで買って行く人もそれぞれ本気で楽しんでんなあ!っていうのがこの日の感想です。
熱気・活気がこんなに満ちているところってなかなか無いよね、昨今。

マンガ好きに幸あれ。

Fellowsのブース前